ひぐちばら園ではハウス内の資材をなるべく白色に統一すべく、
地面に敷く防草シートに加えて、ベンチに被せるマルチも
白色(オークラのこかげマルチ)を採用しています。
こうして写真を見ると、真っ白なハウス内にバラ苗が植わってて
まるで雪の中のように眩しいです。
特に冬場の日射量の少ない時期には、こうしてマルチを光を反射しやすい
白色にすることで、光合成の促進に役立つとされています。
ここ10年ほどでバラの栽培技術も飛躍的に進化しました。
今まで、肥料にばかり目を向けていたものから、光合成の基本である
「水と二酸化炭素と光」に着目するようになりました。
自然の日光はコントロールできませんが、施設園芸おいてはそれ以外
全てコントロールすることで、自分の思った作物の品質、収量を確保できる
ようになります。
まだひぐちばら園の技術ではそこまでは達しておりませんが、
徐々にそのコントロールの仕組みを分かり始めました。
実際、この5年間で品質を維持しつつ、収量を2倍程度まであげることに
成功しています。
しかし、まだまだ施設園芸農家としてできることはあります。
さらなる設備投資をしながら、最高のバラを作っていきたいと思っています。